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会長の部屋

10月のごあいさつ。

BBCより
 10月に入り台風18号・19号に続いて大雨により河川が氾濫し、甚大な被害をもたらしました。多くの尊い命が失われ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
また、被災された皆様にはお見舞い申し上げます。そして復興に向けて私たちは手を差し伸べていきましょう。
 天皇陛下が内外に即位を宣言する「即位礼正殿の儀」が22日国事行為として皇居・宮殿で執り行われました。天皇陛下は玉座「高御座」に立ち「日本の新天皇」であることを国内外に向けて宣明しました。
 皇居は朝から雨が降っていましたが、この時間帯は青空が見え、虹がかかっていたそうです。今日の儀式を祝福してくれているようでした。
 令和の時代が平和な御代であってほしいと願う一日でした。
 さて、厚労省が10月16日とりまとめた「看護基礎教育検討会」報告書が公表されました。看護協会は早速報告書に対する日本看護協会の見解をまとめています。看護職を取り巻く状況の変化及び現在の教育実態を踏まえ、将来を担う看護職を養成するための看護基礎教育の内容と方法について検討しています。
 看護基礎教育については、将来を見据えた役割の拡大とより高い能力が求められることから、看護協会は臨床判断能力の強化や地域を視野に入れた教育の充実を訴えてきました。その結果「地域・在宅看護論」などの単位数が引き上げられています。看護師教育の総単位数は97単位から102単位に引き上げられました。
 しかし、2点の課題が残りました。
1.今回の改正案は修業年限3年での最大幅での単位数の引き上げでした。看護基礎教育4年制を実現し、看護に必要とされる能力の獲得に至ったとは言えないと思います。
2.実践能力の向上に不可欠の臨地実習の単位が増加に至らなかった点です。報告書によると実習施設の確保が困難であるとの養成施設からの意見を踏まえ、単位の増加になりませんでした。
 これらの課題については、報告書において「看護基礎教育について修業年限の延長も含めた教育内容および方法の検討の場を早急に設置する必要がある」と明記されました。
 看護協会、看護連盟会員が看護教育4年制の実現のため、これからも政治活動を進展させるようパワーを発揮しましょう。
岡山県看護連盟
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